この度、江東区千石の地に「東陽町耳鼻咽喉科・アレルギー科」を開設いたします。これまで東京大学を卒業後、大学病院、また各地の基幹病院で経験を積んでまいりました。専門的には鼻の内視鏡手術を主に手掛け、また鼻やのどの免疫について研究しておりました。
QOL(Quality of Life)という言葉があります。生活の質、という意味です。耳が聞こえない、鼻が詰まって苦しい、声がかすれて出ない、など耳鼻咽喉科で取り扱う病気は、命には関わらないかもしれませんが、一度罹ってしまうとこのQOLを著しく下げてしまいます。生活の質を高め、できる限り快適に日常生活を送っていただけるよう、皆様と一緒に考え、最善の医療を提供できるように努めてまいります。
もちろん、がんなど命に関わる病気もありますので、より高度な医療が必要な場合には、東京都立墨東病院、三井記念病院、東京大学医学部附属病院等と連携し速やかにご紹介いたします。
趣味でファゴットという楽器を学生時代から続けております。所属している団体が江東区の施設を使うことが多く、毎週のように訪れている場所で診療できるのも、何かのご縁と感じております。
私が耳鼻科医を志したのは、音、音楽への興味があったからでした。ご存知のように音楽には心を豊かにし、自然治癒力を高める効果があります。ゆくゆくは音楽も通じて、皆様の健康のお手伝いができないものかと考えております。どうかよろしくお願いいたします。
院長 岡田 和也