花粉症の症状が気になり、日常生活では辛くなる季節です。
眠くなりにくいお薬、一日1回服用のお薬、眠気が出てもよく効くお薬など、
患者様の症状、ご希望にあった内服薬、点鼻薬、点眼薬を処方いたします。
できる限り快適に日常生活を送っていただけるよう、皆様と一緒に考え、最善の医療を提供できるように努めてまいります。
花粉症でお悩みの方は、ぜひご来院ください。
注射による花粉症治療について
「自分はひどい花粉症で、今までいろんな薬もらったけど全然効かないし毎年とても辛い」という方もいらっしゃると思います。スギ花粉はアレルギー反応を引き起こす力(抗原性といいます)が非常に強く、しかも量が多いため、既存の薬物治療では不十分な方も多くいます。
新たな治療法として、注射により花粉症をはじめとしたアレルギー反応を抑制できる。ゾレアという薬が2019年の12月より使用できるようになりました。
抗体医薬と呼ばれるもので、かなり高価な薬ですが、症状のひどい方には劇的な効果が見込めます。この薬を使うためには、前もって血液検査が必要で、さらに既存の治療で効果が十分でないこと、などかなり厳しい条件があります。また、体重と血液検査の結果で薬の投与量、そして医療費が決まり、3割負担の方で月4000円〜70000円とかなり幅があります。高額医療費制度やお勤め先の福利厚生により医療費補助などが使えるケースもあります。
まずは製薬会社さんのサイト「重症花粉症ドットコム」でご自身の症状が重症花粉症であるかどうかをチェックしてみてください。その結果をお持ちいただければ、さらに詳しい内容についてお話しいたします。お勧めするのは受験生の方や、スポーツなどで外に出る機会が多く花粉を避けることが難しい方です。
以前、ある薬をシーズン前に一度注射しておくと花粉症が出なくて済む、という治療が流行した時期がありました。ステロイドの徐放剤というもので、ゆっくり溶け出すようにしたステロイドを筋肉注射していました。ステロイドはアレルギーを含む免疫反応を抑えるので、確かに花粉症は楽になります。しかし溶けるスピードをコントロールできないので、ステロイドによる副作用が強く出てしまったり、注射した部位に硬結(硬くしこり状になってしまう)ができたりすることなどから、日本アレルギー学会ではこのステロイド徐放剤の注射はしないように声明を出しています。


